ハードカバー中巻の発行後、2003年6月にこういった回答を角川書店さん側からいただきました。
800年前の『平家物語』と、吉川『新平家』司馬『義経』を、参考文献として同列に扱うとは。
著作権法は作者の死後50年まで保護してることを、編集者たるものご存知ないとも思えませんが、、、。
しかしこのたび発売された『平家』文庫版では、類似部分が軒並み修正削除されています。
著作権法上何の問題もないなら書き直す必要もなかったのでは。
要するに、上記回答はまったくの詭弁であると言えましょう。
また池宮彰一郎氏はあとがきは書かない主義だそうですが、ハードカバー下巻には盗作騒動への言い訳めいたあとがきが付いてます。
参考文献には司馬遼太郎氏の『義経』や吉川英治氏の『新・平家物語』も載ってますけれども
小説が小説を参考文献にするなんて前代未聞でございますわな。
参考文献に載せればパクッてもいい、なんて悪しき前例は作っていただきたくないものです。ヽ(`Д´)ノ
また元木泰雄氏著作に関しては「引用させていただいた部分も多い」と池宮氏は謝辞を述べていらっしゃいましたが
自分の文章との明確な区別がなされていない場合は「引用」じゃなくて「盗用」になると思うんですけどね。
※引用が許可される場合の例などについては文化庁のサイトへどうぞ→「著作権Q&A」 |